研究開発
開発部門では、乾燥技術を核に、食品・化学・環境など多様な分野に応える新しい装置やシステムを生み出しています。基礎研究から試験機による検証、スケールアップ設計に至るまで、幅広い工程を担い、お客様の課題解決に直結する技術開発を進めています。また、環境負荷低減や省エネルギーといった社会的要請にも対応し、持続可能なものづくりに貢献しています。近年では、社内外の研究機関や大学、他企業との連携も積極的に行い、オープンイノベーションの取り組みも推進しています。

営業
営業部門は、乾燥装置メーカーとして培ってきた技術と実績をお客様に的確に届ける役割を担っています。単に製品を販売するのではなく、お客様の抱える課題やニーズを丁寧にヒアリングし、最適なソリューションを提案することを重視しています。国内外を問わず幅広い業界に向けて活動しており、食品・化学・環境・医薬など多様な分野での知見を活かしながら、新しい価値を提供します。また、展示会や技術セミナーなどを通じて、業界動向をいち早く把握し、製品開発やサービス改善にもフィードバックを行います。

設計
大川原製作所の装置づくりの中核を担っています。お客様ごとに異なる製品特性やプロセス条件に合わせ、最適な装置を設計することが使命です。標準化された製品は少なく、ほとんどがオーダーメイドであり、高度な専門知識と経験が求められます。基本設計では、処理能力や安全性、効率性などを考慮し、最も適したシステム構成を検討します。その後の詳細設計では、製造現場で確実に再現できるよう落とし込んでいきます。設計担当者は営業や開発、製造と密に連携しながら、お客様の要望を形にしていきます。

製造
製造部門は、大川原製作所のものづくりの現場であり、設計された装置を形にする役割を担っています。研究所で使われるラボサイズから大型装置まで幅広く扱い、溶接・加工・組立など多岐にわたる工程を高い技術力で遂行しています。製造現場では品質管理を徹底しており、厳格な検査体制のもと、確かな性能と安全性を備えた製品をお客様に届けています。また、作業効率の向上や安全対策にも力を入れ、現場改善活動を継続的に推進しています。製造担当者は、自分たちの手でつくり上げた装置が国内外で活躍することに誇りを持ち、一つひとつの工程に真摯に向き合っています。

メンテナンス
メンテナンス部門は、納入した装置のアフターサポートを通じて、お客様の生産活動を長期的に支える役割を果たしています。定期点検や部品交換、トラブル対応に迅速かつ的確に対応することで、装置の安定稼働を実現します。乾燥装置は長期間にわたり使用されることが多く、その間にはプロセス条件や使用環境の変化も生じます。メンテナンス部門はこうした変化を把握し、必要に応じて改造や更新の提案を行うことで、お客様の設備価値を高めています。メンテナンス担当者は、修理を行うだけでなく「お客様の生産を止めない守護者」として、安心して装置を使用いただける体制を築いています。
