濃縮とは
濃縮プロセスでは、液体から水分を取り除いて、濃度の高い液体とします。
濃縮後の水分濃度は低いもので20wt%程度まで濃縮されます。濃縮とは、ある試料から水を取り去り、その水分量を減らすというところです。
減圧し低温で蒸発
標高0m の気圧は101.3kPa です。水は100℃で沸騰します。富士山の山頂は3776m です。高度が1000m高くなるにつれて気圧は約10kPa ずつ低下するので、63.8kPa になってしまいます。そうなると、水の沸点は88℃まで下がります。圧力と沸点にはこのように関係性があります。圧力が下がると沸点が下がる、よって減圧すると低温で濃縮できる、ということになります。