環境活動レポート 2015年度 環境活動レポート
8.その他の環境活動事例
1)社内サーバ更新・集約
社内で使用しているサーバ老朽化に伴い、新OS・新技術の導入により、台数を削減することができました。具体的に述べれば、13台のサーバを3台に集約しました。消費電力は対象サーバにおいて、398.4kWh/月から205.2kWh/月となり、48.5%の削減となります。CO2換算で1,152.2kg-CO2/年(H26年度中部電力排出係数による)の削減となります。
2)技術棟応接室の照明をLED化
技術棟にある応接室5室及び受付ロビーの照明を蛍光灯(受付は一部水銀灯)からLEDに変更致しました。消費電力を合計したとき、3,417Wから1,542Wとなり、1年で約900kWhの削減となります。CO2換算で447kg-CO2/年(H26年度中部電力排出係数による)の削減となります。
3)小型充電式電池のリサイクル
今までは社内で発生する使用済み乾電池は、全て産業廃棄物として処理しておりましたが、小型充電式電池の使用を推進し、また、使用済み小型充電式電池をリサイクルするため、一元回収(品質保証部)を実施しております。小型充電式電池に使われている金属はニッケル、カドミウム、コバルトなどといった希少資源であり、リサイクルにより地球資源を有効的に利用することができます。事務局(品質保証部)から「リサイクルマークが目印に!充電式電池は事務局へ!」と社内啓蒙し、収集活動を継続しています。(一般社団法人JBRC様小型充電式電池リサイクル協力者(回収拠点)登録)
4)発泡スチロールの資源化回収(㈱サツ川製作所様EPリサイクルシステムの導入)
今まで購入品の緩衝材などに使用され集まっていた発泡スチロールは、全て産業廃棄物として処理しておりました。2012年8月より㈱サツ川製作所様(浜松市南区鶴見町13-1)が提供するEPリサイクルシステムを採用し、廃棄発泡スチロールの資源化回収を始めました。
産業廃棄物(廃プラスチック)を減容化し、また、回収した発泡スチロールは専用溶剤により溶解するため減容化されます。収集した発泡スチロール(ゲル状になったPS樹脂)は㈱サツ川製作所様に買い取って頂け、その後、再生溶剤と固形PS樹脂に分離し、それぞれ再利用されます。
5)地域住民とのコミュニケーション
町立吉田中学校の学生(毎回2名程度)を招いた職業体験学習を通して、当社の業務内容を理解してもらうと共に、環境活動の重要性の確認や、新しい視野の発見の場として、地域の住民とのコミュニケーションを進めています。
6)環境上の緊急事態対応訓練
当社では年1回、緊急事態を想定した訓練を行っています。今回は技術棟北側屋外にある灯油タンク(1,800L)出口配管が破損により灯油が漏れたことを想定し、訓練を実施しました。
この訓練は5年前にも実施しておりますが、前回の訓練以降に入社した若手社員に周知するため、同じ訓練を再実施致しました。なお、2年前に各緊急事態の対応手順書を作成しており、前回の訓練内容・手順を若干修正したため、その確認も行いました。
結果、環境上の緊急事態とは何を意味するのか、訓練した緊急事態が発生した場合、どのような環境汚染があるかを含め、対応について若手社員に理解してもらうことができました。