環境経営レポート 2017年度 環境活動レポート

8.その他の環境活動事例

1)工場内照明LED化

 2017年4月から6月にかけ、工場内の照明:水銀灯約170個をLED化致しました。

 この交換により、年間で電力使用量を約10万kWh(約50ton-CO2/本社・工場使用量の約12%)削減できると見込んでおります。交換後の7月から12月のデータを前年と比較したところ、本社・工場使用量の15%弱(8万kWh)が削減できておりました。単純に消費電力が下がっただけでなく、こまめな消灯が可能になったこともあり、削減効果が大きくでていると考えます。

水銀灯
水銀灯
LED交換後
LED交換後
本社電力使用量/前年度との比較

2)小型充電式電池のリサイクル

小型充電式電池のリサイクル

 今までは社内で発生する使用済み乾電池は、全て産業廃棄物として処理しておりましたが、小型充電式電池の使用を推進し、また、使用済み小型充電式電池をリサイクルするため、一元回収(品質保証部)を実施しております。小型充電式電池に使われている金属はニッケル、カドミウム、コバルトなどといった希少資源であり、リサイクルにより地球資源を有効的に利用することができます。事務局(品質保証部)から「リサイクルマークが目印に!充電式電池は事務局へ!」と社内啓蒙し、収集活動を継続しています。(一般社団法人JBRC様小型充電式電池リサイクル協力者(回収拠点)登録)

3)発泡スチロールの資源化回収(㈱サツ川製作所様EPリサイクルシステムの導入)

 今まで購入品の緩衝材などに使用され集まっていた発泡スチロールは、全て産業廃棄物として処理しておりました。2012年8月より㈱サツ川製作所様(浜松市南区鶴見町13-1)が提供するEPリサイクルシステムを採用し、廃棄発泡スチロールの資源化回収を始めました。

 産業廃棄物(廃プラスチック)を減容化し、また、回収した発泡スチロールは専用溶剤により溶解するため減容化されます。収集した発泡スチロール(ゲル状になったPS樹脂)は㈱サツ川製作所様に買い取って頂け、その後、再生溶剤と固形PS樹脂に分離し、それぞれ再利用されます。

4)環境上の緊急事態対応訓練

 当社では年1回、緊急事態を想定した訓練を行っています。今回は工場の危険物屋内貯蔵所において、倉庫内の塗料一斗缶が倒れ、溶剤(シンナー)が流出したことを想定し、訓練を実施しました。

 結果、倉庫周囲の状況を再確認、側溝があるため倉庫外への流出は阻止する必要があるが、倉庫内基礎に溜めマスが設けてあり、流出防止対策がされていることを確認できました。また、普段からの整理整頓により、一斗缶を転倒させない状態で使用することも重要であることを再認識することができました。

1.倉庫外間と訓練参加者
1.倉庫外間と訓練参加者
2.倉庫と側溝の位置関係
2.倉庫と側溝の位置関係
3.倉庫内部の側溝と溜めマス
3.倉庫内部の側溝と溜めマス
4.転倒防止用チェーン
4.転倒防止用チェーン